Z会の中学受験コースで定期的におこなわれる、実力テストをご紹介します。
今回受けたのは、小学3年生が夏休みに取り組む実力テスト、通称力だめしテストです。
Z会中学受験コースの実力テスト概要
実力テストってどんなもの?
実力テストを、よく知られている言葉に置き換えると「模試(もし)」です。
模試はお子さんと同じ、中学受験を目指すライバルがいっせいに受験するテストです。
集団塾でも定期的におこなわれる模試は、中学受験生にとって大切なものです。
実力テストはいつおこなわれるの?
2023年度、小学3年生の実力テストは8月20日(日)におこなわれました。
小3中学受験コース8月号までの学習内容が終わっていることを想定した、実施日です。
時間割は以下の通りです。
教科 | 時間 | |
---|---|---|
テストを受ける準備 | 9:00~9:10 | 10分 |
算数 | 9:10~9:40 | 30分 |
国語 | 9:50~10:20 | 30分 |
本番の試験と同じような雰囲気でテストが受けられるよう、細かく日付や時間帯が設定されています。
もちろん、都合が悪ければ他の日にち、時間帯にテストを受けても構いません。
そこらへんの融通が利くのが、通信教育のいいところですね。
ただし、答案の提出締切日はきちんと決められています。
今回の実力テストのスケジュールは以下の通りでした。
8月20日(日) | 受験日 |
8月24日(木) | 提出締切日(Z会必着)・志望校登録締切日 |
9月上旬 | 採点ずみ答案・答えと考え方・成績表 配信 |
提出期限を過ぎて答案を送るとどうなるの?
提出期限をすぎてから到着した答案については、採点をおこなわず、そのまま返送するそうです。
採点してほしい場合は、提出期限を守りましょう。
小3以外でも実力テストはあるの?
もちろん、学年が変わっても実力テストは定期的におこなわれます。
- 小3、8月は力だめしテスト
- 小3、1月~小5、8月までは定着度テスト
- 小5、1月と小6、4月は志望校判断テスト
- 小6、8月と11月は志望校合格力診断テスト
自分が集団の中で、どのくらいの立ち位置にいるかを把握しておくことは、受験生にとって、とても大切なことです。
全部回答が埋まらなくても大丈夫!積極的に実力テストを受けてみましょう。
各学年の実力テストや、Z会中学受験コースのカリキュラムについて、もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
実力テストの教科は?
3年生8月時点の実力テストは、国語と算数の2教科でした。
Q.どうして理科と社会のテストはないの?
3年生の理科・社会については、受験でよく問われる内容をテーマとした「体験学習」を中心に学びの土台を作っています。学習が進んだ3年生の1月から、理科・社会は実力テストを行います。
Z会中学受験コース 小3実力テスト より引用
よって、3年生の1月から実施される実力テストは、算数・国語・理科・社会の4教科となります。
実力テストの制限時間は?
算数30分、国語30分、計1時間です。
実力テストを受ける前に志望校を登録しよう!
Z会中学受験コースでは、保護者向けマイページから志望校を登録することができます。
実力テストの成績表は、今後の学習計画を考える中で、とても大切な資料になります。
必ず志望校を登録しておきましょう。
※志望校登録者数が少ない学校では、平均点や順位が表示されないこともあるようです。
志望校が決まっていないときはどうしたらいいの?
志望校って言われても、まだピンとこない・・どうしたらいい?
そんなときは、Z会の中学受験コース対象校から選んでみましょう。
たとえば、東京都の私立中学で検索すると、写真のような一覧が表示されます。
中学校名の後に、赤い文字で中学受験コース対象校と書かれている学校があります。
これらの中学校は、Z会中学受験コースを受講しているお子さんが目指すおもな中学校です。
志望校に迷う場合は、中学受験コース対象校から選ぶとよいでしょう。
まだまだ本番まで時間があります。
Z会中学受験コースの実力テストを受けた感想
実力テストを受ける前の心構え
我が家は、まだ正式に中学受験をすると決めたわけではありません。
そのため、テストを受ける前に以下の点を息子に伝えました。
- 実力テストには、小学校で習っていない、難しい問題も出題されること。
- 回答欄がすべて埋まらなくて当然、それで落ち込む必要はないこと。
- 同じテストを受ける仲間が、ほかにもたくさんいること。
結果的に、受験勉強に本腰を入れていない息子にとって、実力テストはとても難しいものでした。
回答欄も半分くらいしか埋まっていません。
それでも上記の点を伝えておいたことで「自分にも解ける問題があった!」と、勉強に対する自信を失うことなく、むしろ学習意欲がアップしたように感じます。
ご家庭の状況に応じて、ぜひテスト前に一声かけてあげることをオススメします。
算数の実力テストを受けた感想
早速、息子にインタビューしてみましょう。
算数のテスト、受けてみてどうでした?
「難しかった!掛け算と割り算のひっ算の仕方は忘れた!!」
だそうです。
- 問題用紙と解答用紙が違う紙であることに、とまどっていました。
- 制限時間があることに焦っていました。
- 解答用紙は半分くらい埋まりました。
算数 実力テストの大まかな内容
- 大きくわけて5つの問題で構成されていました。
- 計算問題が1つ、文章+表や図の問題が4つ。
- パズルのような問題もありました。
テストを受け慣れているお子さんなら、制限時間内にすべての問題に取り組めるんだろうな、と感じるくらいの量でした。
つまり、とてつもなく問題数が多い印象は受けませんでした。
ただ、小学校のテスト以外受けたことがない息子は、焦りの感情が大きかったように思います。
やっぱりテスト慣れは大事なんですね。
あと名前書き忘れてた!!
国語の実力テストを受けた感想
早速、息子にインタビューしてみましょう。
国語のテスト、受けてみてどうでした?
「文章を読むのは好きだから嫌じゃない。熟語の組み立てや漢字の成り立ちは全然わかんない。」
だそうです。
- 熟語の組み立てや、漢字の成り立ちは、まだ学校で習っていないので、まったく解けませんでした。解けない・・というより、組み立て?成り立ち??という感じ。(息子の受講している要点コースでは国語の基礎知識を学習しません。漢字や熟語など、国語の基礎知識を学習したい場合は、トータル指導プランを受講する必要があります。)
- 漢字も、小学校で未学習のものがたくさん出ました。
- 解答用紙は半分くらい埋まりました。
国語 実力テストの大まかな内容
- 大きく分けて3つの問題で構成されていました。
- 文章題が1つ、日本語の知識に関する問題が1つ、漢字が1つ。
算数同様、問題数は30分でちょどよいくらいの量だと感じました。
知識や漢字の問題は、知らなければ悩んだところで解けないので、息子はむしろ時間が余るくらいでした。
実力テストはアプリで提出しました
実力テストの提出は、郵送orネット、どちらでも大丈夫です。
我が家はネットで提出しました。
実力テストの提出方法
- アプリ
- ウェブ
- メールに添付
- 郵送
ネットの場合、保護者向けZ会マイページ、ポストZから答案を提出できます。
我が家は今回アプリで提出したのですが、画像認識がなかなかうまくいかず手こずりました。
結果的に答案の四つ角を手動でタッチする方法で提出しましたが、思ったよりも大変でした。
次回はウェブ提出を試してみようと考えています。
Z会中学受験コースの実力テスト 成績はこんなふうに返ってきます
実力テスト成績表(志望校登録関係なし)
私の画像編集能力が甘いため、ガタガタな画像で失礼します。
成績表で返ってきた項目は以下の通りです。
答案をクリックすると、採点された答案を見ることができます。
答案にはマルバツだけが付いて返ってきます。
教科別成績をクリックすると、問題ごとの難易度や平均点、満点率などを細かく見ることができます。
ランキングをクリックすると、成績上位者のニックネームや志望校が分かります。
目で見てパッと分かるように、グラフ化された成績表もあります。
テストの復習や、今後の学習目標を立てるために、とても役立つ資料です。
実力テスト成績表(志望校登録ありの場合)
実力テストの前に、志望校を登録しておくと、さらに詳細なデータを得ることができます。
具体的には志望校別の平均点と順位を知ることができます。
おまけ:子どもの成績をネットに公表するなんて毒親じゃね?
Z会中学受験コース実力テスト まとめ
小学校で受けない、外部のテストが初めてだった息子はやはり、焦りとまどう様子がみられました。
テスト中も、正答に関与しない質問にはアドバイスをして、なんとか30分乗り切った感じです。
そのため、正直なところ成績は100%信用に足るものではないと思います。
でも、初めての実力テスト、よく頑張りました!
本人も「解ける問題もあった!」と嬉しそうだったので、よかったです。