- 睡眠時間が足りないと何でダメなの?
- 夜型の方が勉強できる気がするけどダメ?
睡眠不足は、勉強の質を大きく下げます!
しっかり眠って、日中のパフォーマンスを上げましょう。
中学受験生に必要な睡眠時間は?最低でも6時間 理想は8~9時間
中学受験生として考える前に、人間として最低でも6時間は寝るべきです。
そして理想を言えば、小学生は8~9時間の睡眠時間を確保すべきと考えます。
特に中学受験生の身体は、大切な成長期のまっただ中です。
若いから頑張れてしまうだろうけど、お願いです、どうか寝かせてあげてください。
小学生の平均的な就寝時間と起床時間
平成27年版 子ども・若者白書によると、小学生(10歳以上)の平均起床時刻は6時38分、平均就寝時刻は21時57分です。
ここから計算すると、小学生(10歳以上)の平均睡眠時間は8時間41分となります。
平均起床時刻 | 平均就寝時刻 | |
小学生(10歳以上) | 6時38分 | 21時57分 |
あなたのお子さんは何時間くらい寝ていますか?
海外の小学生は10時間以上寝ることもあるらしい
世界の子どもは9時間以上が半数を超えています。
とくにフランス、イギリスでは半数以上が、10時間以上寝ています。日本の子どもたちは、世界一睡眠不足なのです。[新版]子どもの身長を伸ばすためにできること 額田成 著 より引用
我が子は実際どれくらい寝ているの?計ってみた
我が子は実際にどれくらい寝ているのか?計ってみました。
小1・小3男子の睡眠時間
- 就寝時間:21:00~21:15
- 起床時間:6:15
よって小1小3の我が子は、ちょうど9時間くらい寝ていました。
睡眠に関する本を読んで、理想の10時間を目指した時期もありましたが・・。
小学校の登校時間や、余暇の時間を考えると、平日の睡眠時間は9時間がベストでした。
自分からスッキリ目覚め、昼間に眠くなる様子もなく快適そうです。
土日は+30分~1時間、多めに眠ることもあります。
小4男子の睡眠時間
体力を持て余しているのか、なかなか21時にサクッと寝付けることは減ってきました。
- 就寝時間:21:30~22:00
- 起床時間:6:30~7:00
平均して9時間~9時間半くらい寝ています。
就寝時間は遅くなりましたが、起床時間も後ろにずれこんでいるので、トータルの睡眠時間は低学年のころとあまり変わりません。
朝なかなか起きないことが増えました、学校が近くて助かります。
睡眠不足によるデメリット
イライラする
ささいなことでイライラしたり、怒りっぽくなったら、睡眠時間が足りていないかもしれません。
対人トラブルも増えがちなので、本当にいいことありません。
頭がぼーっとする
頭がぼーっとする、重い、ふわふわする、こんなふうに感じたら睡眠時間が足りていないかもしれません。
とにかく寝ましょう。
気持ちが悪くなる
気持ちが悪い、吐きそう、なんだかムカムカする、そんなふうに感じたら睡眠時間が足りていないかもしれません。
毎日をスッキリ過ごすためにも、適切な睡眠時間を確保しましょう。
太りやすくなる
睡眠時間が不足すると、異様にお腹がすいたり、どれだけ食べても満足できなかったりします。
結果、太りやすくなります。
なにより、人一倍自分の見た目に敏感な思春期のお子さんにとって、太ってしまったという事実は自分に対する自信の低下につながります。
軽やかに動く身体を維持するため、そして自分に自信を持つために!たっぷり寝てください。
睡眠不足は子供を変えてしまう
近年、学校の生活にうまく適応できない、本当は特別な助けが必要ではないか?と考えられるお子さんが増えています。
その要因の1つに生活リズムの乱れ、睡眠不足があります。
なんとか工夫して睡眠時間を確保することで、日常の困った問題がラクになるお子さんもいらっしゃいます。
どうか睡眠を甘く見ないでください。
睡眠不足を体験してみよう(親である大人がね!)
「睡眠不足くらいたいしたことない、それより今は勉強の方が大事」・・ですって!!
じゃあ、1度睡眠不足を経験してごらんなさい。
もちろん子どもにはそんな実験させないでくださいね。
3,4時間の睡眠が1週間も続くと、フラフラですよ、ホント。
睡眠を確保するメリット
頭がスッキリする
自分にとって適切な睡眠時間が確保できると、目覚めた瞬間から頭がスッキリしているのを実感できます。
いままでの頭痛や、憂鬱な感じは何だったんだ!
なんだかシャキッとして性格まで変わったような気がする!
睡眠の底知れぬパワーを侮ってはいけません。
昼間に眠たくならない
夜に寝ているはずなのに、なんだか1日中ぼんやりしている、気付くと昼寝をしてしまう、そんなときは睡眠時間が足りていないかもしれません。
自分にとって適切な睡眠時間が確保できると、昼間に眠気を感じることが少なくなります。
どうせ勉強するなら、シャキッと目が覚めていた方が効率も上がりますよ。
ご飯が美味しく感じる
とにかく甘い物や、脂っこい物が食べたくてたまらない!
そんなときは睡眠時間が足りていないかもしれません。
自分の適切な睡眠時間を確保できると、ご飯を美味しく食べることができます。
バランスのよい食事をとって、しっかりと眠ることは、丈夫な身体を保つために重要です。
中学受験には体力も必要!風邪を引きにくい元気な身体をつくりましょう。
睡眠を利用して学習の定着率を高めよう
人間は眠ることで、情報を整理して記憶することができます。
眠たいのを我慢して必死に勉強するくらいなら、10分だけ集中して、さっさと寝てしまいましょう。
睡眠はお子さんが頑張った1日の勉強内容を、脳に留め置く強力なサポーターです。
寝ることは成績を上げるために絶対必要なことなのです。
夜型で体調がいいなら無理に朝型にする必要はない
オススメされたから朝型に挑戦してみたけど、どうも夜の方が集中できる気がする。
夜型の生活で体調面に問題がないなら、無理に朝型にする必要はありません。
集中できる時間帯は、人によって違います。
ただし受験が朝から始まることは、動かすことのできない事実です。
対応できるよう、受験の1ヶ月前からは、少しずつ調整しましょう。
たまに睡眠時間が短くなるのはそれほど問題なし!全体を見よう
- 勉強に集中して、予定の就寝時間を過ぎてしまった。
- 緊張で寝付けなくて、睡眠時間が減ってしまった。
受験生も人間ですから、たまには生活リズムが崩れることもあるでしょう。
数日のことなら、あまり気にせず、口も出しすぎず見守ってあげてください。
体調を崩さず、元気を取り戻せれば、それでOKです。
ごちゃごちゃ言わない、ちゃんと寝ろ!
中学受験生にとって、睡眠はとても大切です。
最後にもう一度内容をチェックしましょう。
- 中学受験生の理想的な睡眠時間は8~9時間以上
- 人間として最低6時間は寝てほしい
- 元気な身体を保つために睡眠時間は絶対必要
- 夜型で体調がいいなら無理に朝型にする必要はない
- たまに睡眠時間が短くなるのは問題なし
今日は何時間勉強したか?という言葉に縛られてはいけません。
大切なのは勉強量よりも、何をどれだけ勉強したかです。
中学受験は長期決戦です。
体調を保って、毎日コツコツ勉強を続けるために、とにかくちゃんと寝てください。
スケジュール管理のコツを知りたい方は、こちらの本がオススメです。
中学受験をどうするか迷っている方へ
中学受験は、金銭的にも親子関係的にも、安易に足を踏み入れてはいけない世界です。
いきなり塾に入ると、あれよあれよという間に辞めることが難しくなります。
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Z会の中学受験コースに無理なくついていけるなら、そのとき改めて中学受験をすべきか迷えばいいと思います。